夜の植物園がアート空間に変わる瞬間
2025年5月28日、大阪の長居植物園で開催されている「チームラボボタニカルガーデン」に行ってきました。昼間は静かな植物園も、日が沈むとまるで別世界。木々の間に広がる光と音のインスタレーションに包まれて、現実と幻想の境界が溶けていくような体験でした。
光に包まれる幻想的な空間
入場するとまず目に飛び込んできたのは、色鮮やかに光る巨大なオブジェ。まるで宇宙から落ちてきた鉱石のように輝いていて、近づくとふわっと色が変化していきます。青、緑、紫、ピンク……その光は周囲の木々まで照らし出し、自然そのものがアート作品に変わってしまったかのよう。
池のエリアでは、無数の灯籠のような光が水面に浮かび、風に揺らめく波紋とともにゆらゆらと輝いていました。水面に映り込む光景はとても幻想的で、まるで夢の中に迷い込んだような気分になります。
歩くたびに変化するアート
チームラボの魅力は「参加型」であること。道を歩いたり、光るオブジェに触れたりすると、色や音が変化していきます。自分の動きに呼応するアートは、ただ鑑賞するだけでなく、一緒に作品を作り上げているような感覚を与えてくれました。
周囲では家族連れやカップル、友人同士が思わず歓声を上げながら楽しんでいて、同じ空間にいる人々と「共有するアート体験」が自然と生まれていました。
心に残った印象と感情
一番印象に残ったのは、暗闇の森の中で突然現れる光の群れ。木々の影と光のコントラストがとても美しく、思わず立ち止まって見入ってしまいました。日常では味わえないスケール感と没入感に、心がふっと軽くなるような感覚を覚えました。
行き方と訪問のポイント
- 場所:大阪市東住吉区 長居植物園
- アクセス:地下鉄御堂筋線「長居駅」から徒歩すぐ
- 開催時間:日没後〜(終了時間はシーズンによって変動)
- 料金:大人1,800円前後(公式サイトで最新情報を確認がおすすめ)
平日の夜でも人が多かったので、土日や連休は混雑が予想されます。写真をゆっくり撮りたい方は少し遅めの時間帯に行くと良いかもしれません。歩きやすい靴と、虫よけスプレーがあると快適に楽しめます。
また訪れたいと思えた理由
自然とアートが融合する「夜の植物園」という特別な舞台は、何度訪れても新鮮な驚きがありそうです。光や音が刻一刻と変化するので、次に行けばまた違った景色と出会えるはず。大阪で夜に特別な時間を過ごしたい人には、ぜひおすすめしたいスポットです。